「高校生は新聞配達のアルバイトはできるの?」
「新聞配達の時間ってどんな感じ?」
と思うことはありませんか?
新聞配達しよう思ったけど、高校生の新聞配達を募集しているのか?どのくらい働けば良いのか?知りたいですよね。
実際の高校生は新聞配達のアルバイトをできるのでしょうか?
そこで今回は
- 高校生の新聞配達の実情
- 新聞配達のアルバイトをする前に知っておくべき事
- 新聞配達の基礎知識
について詳しく解説します。
この記事を読めば新聞配達の業務内容について知識が深まり、高校生のアルバイトとして良いのかどうか判断できるようになります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
高校生は新聞配達のアルバイトをできるが労働時間に条件あり…
結論からいうと、高校生でも新聞配達のアルバイトはできます。
しかし、いくつかの条件があるので注意しましょう。
特に注意しなければいけないのは労働時間の問題です。
高校生(18歳未満)が働くときは労働基準法第61条で以下のように定められています。
(深夜業)
第六十一条 使用者は、満十八才に満たない者を午後十時から午前五時までの間において使用してはならない。
労働基準法第61条 e-GOV法令検索より
つまり18歳未満は夜22時〜朝5時までは勤務できないのです。
新聞配達をする人は朝刊を配ろうと思っている人が大半です。
しかし、朝刊は朝3〜4時から開始することが多いので、高校生は働くことができないのです。
田舎など地方の新聞販売店の場合は、本社や支社から届く本紙の到着が遅くなる場合があり朝5時から新聞配達を開始しているところもあります。
高校生でも雇ってもらえるかは各新聞販売店によって対応がことなります。
夕刊は午後16時位から開始となるので、高校生でもアルバイトはできます。
ただし、配達時間が夕方なので部活動や塾などの習い事に制限が出てきてしまうでしょう。
時間帯の問題がクリアできれば、高校生でも新聞配達は十分に可能です。
高校生が新聞配達をする前に知っておきべき3つのこと
高校生が新聞配達をする前に知っておいたほうがよいことがあります。
実際に新聞をやってみて「こんなはずじゃなかった」「思ったよりもきつかった」という事にならないように注意しましょう。
注意すべきポイントは3つあります。
- 急に休むのは基本的に不可
- 自転車はきつい
- 悪天候でも休みがない
当たり前ですが、上記の3点をもう一度確認しておきましょう。
それでは、詳しく深堀りしていきます。
急に休むのは基本的に不可
新聞配達はよほどのことがない限り、基本的に急に休むことはできません。
新聞配達員は常時たくさん在籍しているわけではないからです。
新聞販売店の正社員やいろんなエリアを配達できる代配の方も在籍していますが、急に休んだときに必ず対応してもらえるとは限らないのです。
- 今日はちょっと面倒くさいなぁ
- 天気が悪いから休もうかな?
- 学校の勉強で遅くなったからできない
このような理由で当日(直前)になって休むことはできないのです。
しっかりと理解した上で新聞配達のアルバイトをしましょう。
自転車はきつい
高校生が新聞配達をする場合は、基本的に自転車を使うことになります。
新聞の部数にもよりますが、自転車の前のカゴや後ろの荷台に新聞を積んで配達に向かいます。
自転車で新聞を運びながら、新聞を配達するので予想以上にハードです。
- 自転車が重い
- 自転車のバランスをとるのが難しい
- 上り坂はかなりきつい
- 自転車を漕いだあとのマンションの階段
- 一度に新聞を積めないのでお店に戻る
バイクや車と違うのでかなり体力が必要になります。
体力にもともと自信がある人や、新聞配達を通じて体力をつけたいなら問題ないでしょう。
悪天候でも休みがない
新聞配達には天気は関係ありません。
大雨が降ろうが、猛吹雪で視界が悪くなったとしても新聞は休みにならないのです。
毎日新聞を楽しみの待っているお客様のために、どんなに悪天候でも時間通りに新聞を配達をしなければいけません。
軽い気持ちで新聞配達をすると、挫折してしまう可能性があります。
【高校生のアルバイト】新聞配達の5つの基礎知識
新聞配達がどのような仕事なのか、ここで基礎知識のおさらいをしておきましょう。
新聞配達も慣れればとても簡単でやりがいのある仕事です。
新聞配達に関する気になる基礎知識をまとめてみました。
- 新聞配達の大まかな流れ
- 新聞配達の時間帯(朝刊・夕刊)
- 新聞配達の休日は?
- 新聞配達の給料事情
- 新聞配達のきついところ&楽しいところ
ここで新聞配達について知っておきましょう。
新聞配達の流れ
ここでは新聞配達の全体の流れを把握しておきましょう。
- 販売店に新聞が到着各エリアの新聞販売店に、本社もしくは支社から新聞の束がトラックで運ばれてきます。
- 配達エリアごとの部数に紙分けする新聞販売店のよって異なりますが、新聞の束をほどいて各配達エリアごとに部数を数えて揃ます。(紙分け)
- 紙分けされた新聞紙にチラシを入れる配達する前に、新聞紙にチラシを入れる作業が発生します。これが早くできるようになる新聞配達の時間も短縮できます。
- 新聞配達に出発チラシ入れが終わったら、自転車やバイクに新聞を積み新聞配達に向かいます。新規購読の家や、一時止め、中止なった家を事前に確認しておきましょう。
- 新聞配達が終了決められた部数を配り終えたらそこで終了です。部数は各新聞店によって違いますが100部〜300部くらいが一般です。
新聞配達の時間帯(朝刊・夕刊)
朝刊と夕刊の配達時間帯はおおよそ以下の通りになっています。
- 朝刊:朝3時〜朝6時のあいだ
- 夕刊:夕方15時〜17時のあいだ
上記の時間帯で、実際の勤務時間は早い人で1時間、ゆっくりやっても2時間はかからないくらいです。
勤務時間は自分の能力次第で短縮できるのはメリットでしょう。
新聞配達の休日は少ない
新聞配達には休みがほとんどありません。
基本的に新聞(朝刊)は月1回の新聞休刊日(平日)のみなので、年に12回しかありません。
しかし、シフト制を組んでいる新聞販売店が多いので、心配する必要はありません。
週に3〜4回だけという勤務希望にも柔軟に対応してもらえます。
夕刊は基本的に日・祝日はお休みで、年末年始も基本的に12月29日〜1月3日はお休みです。(※曜日によって変動する場合があります。)
新聞配達の給料はそこそこ良い
新聞配達は勤務時間が短い割には、月の収入としてはそこそこ良いです。
新聞配達の時給はおおよそ1000円〜1500円の間くらいで、それに諸手当がつきます。
時給制だけでなく歩合制を取っている新聞販売店も多いので、新聞配達の給料は部数によって決まることが多いです。
一般的に新聞1部あたりの1ヶ月の単価は200〜300円位。
200部を配達した場合は単価300円だと約6万円が相場です。
上記が基本となるので、勤務日数が短ければその分の日割り計算で報酬は下がっていきます。
新聞配達のきついところ&楽しいところ
新聞配達は短時間で簡単な仕事ですが、その中にもきつい部分と楽しい部分があります。
僕が新聞配達のいいとこと悪いところを紹介するよ!
まずは新聞配達のきついところを紹介します。
- 早起きするのがつらい
- 悪天候でも休みがない
- 体力が必要
- 順路を覚えるまでが大変
- 蜘蛛の巣や犬のいる家が嫌い
拘束時間が短いとはいえ、つらいことはそれなりにあります。
次に、新聞配達の楽しいところ以下の6つです。
- 早寝早起きで健康的
- 運動不足の解消になる
- 朝日をみるとテンションがあがる
- 早起きで一日が長くなる
- 収入が意外と多い
- 忍耐力がつく
新聞配達をすると、デメリットよりもメリットの方が大きいです。
高校生のうちに一度経験しておくと、将来就職したときに役に立つ場面は多いでしょう。
特に、忍耐力が付き、新聞を早く配るためにどうしたら良いか試行錯誤するため自分で考えて行動する能力が身につきます。
【高校生でもOK】新聞配達の向いている人の4つの特徴
新聞配達はどのような人に向いてるのでしょうか。
高校生で新聞配達をするなら向いている人の特徴を押さえておきましょう。
新聞配達に向いている人は以下の4つの特徴があります。
- 時間管理がうまい
- 一人で黙々と働くのが好き
- 自分で目標設定ができる
- 根気があり我慢強い
上記をすべて持ち合わせる必要はありませんが、1つか2つでも持っていると新聞配達を続けやすいでしょう。
それでは、向いている人の特徴について詳しく確認していきます。
時間管理がうまい
時間の管理が上手い人は新聞配達に向いています。
新聞配達はある程度決められた時間に配達を終えなければいけないからです。
お客さんによってはいつも同じ時間に配達しないとクレームを入れられる場合があります。
新聞配達の1〜2時間の間で、しっかりと段取りを組んで作業できる人は新聞配達に向いています。
一人で黙々と働くのが好き
新聞配達は一人で黙々と働きたい人にとっては最高の仕事でしょう。
誰にも会わずに自分のペースで仕事ができるのでストレスがかかりません。
逆に、誰かと接するのが好き、喋らないと孤独に感じてしまうような人にはおすすめしません。
あまり人と関わりたくない、一人で淡々と仕事をしたいなら新聞配達は楽しく感じるでしょう。
自分で目標設定ができる
仕事をしながら自分で目標設定ができる人も新聞配達向きです。
新聞配達は毎日同じ作業の繰り返しのため、飽きてしまいがちです。
その中でも自分自身に目標を課して仕事に取り組めると、よりスキルがアップします。
- 不配(未配)をしないように工夫する
- 毎日、新聞配達のタイムアタックに挑戦する
- 最短の順路を考える
目標を決めて、試行錯誤しながら新聞配達をすると新しい発見ができて新聞配達が楽しくなってきます。
根気があり我慢強い
新聞配達をするなら、根気と我慢強さは必須となります。
新聞配達は毎朝早起きをして、天気が悪くても、多少体調が悪かったとしても休みが取れません。
ある程度メンタルがある程度強くないと、継続するのが困難なのです。
ただし、新聞配達を続けていけば自然と身についてくることもあるので心配はいりません。
新聞配達以外に高校生におすすめのバイト5選
これまで高校生の新聞配達のアルバイトについて紹介しましたが「自分には無理かも?」「ほかのアルバイトはないかな?」と思った人も多いでしょう。
ここでは、新聞配達以外の高校生におすすめのアルバイトについて5つ紹介します。
- ファミレスやファーストフードなどの飲食店
- コンビニ
- ガソリンスタンド
- 個別指導の塾
- カラオケ店
探せばほかにもいろいろありますが、高校生として一般的なアルバイトです。
ほかと比べてあまりにも高額なアルバイトは、怪しい業者がやっていたり、そもそも違法行為である場合があるので注意が必要です。
健全にアルバイトをするなら上記のものから選んでおけば間違いないでしょう。
それでは、各アルバイトについて1つずつ説明していきます。
ファミレスやファーストフードなどの飲食店
ファミレスや大手のファーストフード店は全国に展開しており、高校生でも働きやすいでしょう。
その理由は研修制度の充実やマニュアルが完備されているからです。
まだ社会経験のない高校生でも、1から接客のマナーや業務の手順などを丁寧に教えてくれます。
また、スタッフも多いためシフトの融通もききやすいのもメリットです。
学校行事や部活、塾の時間などを上手くずらしてシフトを組んでくれるのでおすすめでしょう。
コンビニ
コンビニの店員も高校生のアルバイトとして人気があります。
こちらもファミレスなどと同様に、全国展開しているので教育体制やマニュアルがしっかり整備されています。
コンビニは覚えることがたくさんありますが、マニュアルにそって仕事をすれば大抵の人は問題なく業務できます。
シフトの時間も融通が効きやすいので、高校生でもチャレンジしやすいアルバイトです。
ガソリンスタンド
高校生はガソリンスタンドでアルバイトもできます。
セルフのガソリンスタンドならフルサービスのガソリンスタンドよりも業務量は少ないです。
基本的には、困っているお客さんにガソリンの入れ方を教えてあげたり、スタンド内の安全を見守ったりします。
フルサービスの場合は、窓を拭いたり車内のゴミを捨てる、お客さんの接客などが主な仕事になります。
車やバイクが好きな高校生にはたまらないアルバイトでしょう。
塾のアルバイト
高校生でも塾のアルバイトをすることができます。
主に個別指導の塾で小学生を担当することが多いです。
その他には、塾講師のサポート役をしたり、宿題の丸付けやテストの採点をする場合もあります。
塾は勤務時間が2〜4時間程度と短いので、学校生活との両立にも向いています。
子どもたちの成績が上がってくると、自分のモチベーションも高くなるでしょう。
カラオケ店
カラオケが好きな高校生は、カラオケ店でアルバイトをしてみるのもよいでしょう。
実際の業務内容は、受付から始まり、室内案内、操作方法の説明、フード・ドリンクの受注、会計、清掃など多岐にわたります。
接客に関して一連の仕事をこなせるため、社会にでてから役に立つ場面も多いでしょう。
まとめ:新聞配達は高校生でも問題なし!自分に合っているか見極めよう
高校生でも新聞配達ができるのはご理解いただけたでしょうか。
朝刊をする場合は朝5時前には仕事ができないので注意が必要です。
今回の記事のまとめは以下のとおりです。
- 高校生でも新聞配達はできる
- 夜22時〜朝5時までは働けない
- 新聞配達は厳しい仕事なので覚悟が必要
- 継続できれば意外と稼げる
新聞配達は休みも少なく厳しい仕事ですが、慣れれば一人で黙々と作業できるので楽です。
高校生ならアルバイトにもたくさんの選択肢がありますが、新聞配達という一見マニアックな仕事でも根性がつくので将来役に立ちます。
新聞配達にも向き不向きはあるので、自分にあったアルバイトを探してみましょう。
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